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おすすめ短編小説 2004年12月のベストおすすめ文庫

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      挨拶はたいへんだ
著者:丸谷才一
朝日文庫
解説:なし  (井上ひさしとの対談付) 
定価:540円+税 
ISBN4-02-264336-6
2004年10月30日刊
<挨拶が文学になった!>
    
 現代の文章の神様と言ってもいい丸谷先生の挨拶集。
 先生のいろんなところでの挨拶がじつはしっかりと原稿に書かれているとは知りませんでした。ひとつひとつの挨拶がどれもこれも面白く、楽しい。それぞれについている前書きがまた楽しい。
 まさに挨拶が文学になったお手本。お勧めですよ。


  <冒頭>
   この叙情的な建築

 村上春樹さんの『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』はエレベータの話からはじまります。そのエレベーターは普通のものとは何からなにまで違ってゐて、まづ、非常に広い。
<出版社のコピー>
   結婚披露宴でのスピーチ、喜寿の祝いでの乾杯の辞、友達の葬式での弔辞、パーティの「主人側」としての挨拶。簡潔でおもしろいスピーチをするにはどうすればいいのか?名著『文章読本』の著者が、自らの実例を揚げながらスピーチの心得を指南する挨拶の見本帖。井上ひさし氏との特別対談を併録。


  <おすすめ度>
☆☆☆☆★