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■大江健三郎略年譜

  
                              
身がわり山羊の反撃
岩波現代選書
解説:なし
定価:1200円(税別)
頁数:103頁(文庫版)
  初出:1980年2月号 雑誌「群像」
      
  

 <冒頭>
 わしの息は椰子油の匂いがするが、プロフェーソール、いつまでも息をとめておくわけにもゆかんの
や。わしは、フロフェソール、あんたがスーパーで買い物するところは、もう以前に見ておった。あん
たはわしに気がつかんかったろう。わしはイグアナのようにどこでも隅に這いつくんやから。そして
このゴマ塩の丸頭を持ち上げて見張っておるのやから。


 <出版社のコピー>
  大江健三郎
 待望の中・短篇小説集

 ハワイにある精神病者のための民間施設、メキシコ・シティの裏街、北米ロングアイランドの別荘。それぞれの場所に、それぞれの文体で展開される、三つの奇怪な物語。そのグロテスクで克明な描出が、現代世界の核心を浮かびあがらせる。著者久々の中・短篇小説集。
 <お勧め度>
☆☆☆★    




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