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停電の夜に
著者:ジュンパ・ラヒリ Junmpa Lahiri
翻訳:小川高義
新潮文庫
解説:小川高義
定価:590円+税 
ISBN4-10-214211-8
 いやー、驚きました。とても新人とは思えない老獪ともいえる作品。これぞ短編というレベルの高さ。さすがにO・ヘンリー賞、ピューリツァー賞をなどを受賞するだけのことはあります。インド人の両親を持ち、ロンドンで生まれ、アメリカで育ったとか。
 作品にもインドがでてきますが、描かれている日常はどこにでもある普遍的なこと。実にうまく日々の生活を切り取っています。
 ぜひ、一読を。

<収録作品>
  
・停電の夜に
・ピルザダさんが食事に来たころ
・病気の通訳
・本物の門番
・セクシー
・セン夫人の家
・神の恵みの家
・ビビ・ハルダーの治療
・三度目で最後の大陸

    
<出版社のコピー>
 毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦ー「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻ー「病気の妻」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で顕わす9編。ピューリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。