■コギト工房 Cogito-Kobo | ||
井上ひさし 作品紹介 |
| TopPage | おしゃべり本棚 | おしゃべり音楽 | おもしろ旅選び | お勧めリンク集 | |
■ 井上ひさし作品一覧へ ■ 作家名別おすすめへ ■ 作品名別おすすめへ ■ ジャンル別おすすめへ |
井上ひさしコレクション ことばの巻 |
||||
岩波書店 | |||||
解説:なし | |||||
定価:3200円(税別) | |||||
頁数:425頁 | |||||
ISBN4-00-026438-9 | |||||
井上ひさしのまさに言葉のコレクション エッセイ集 | |||||
この本では「ことば」「本」「演劇」の3つのテーマでいままで様々なところで発表されて きたエッセイがまとめあげられている。まとまって読めるというのがなによりも嬉しい。そ して何と言ってもあの「てんぷくトリオ」のために書かれたコント台本が出ているのがいい。 本当に貴重な資料となっている。こんな本を出版してくれるのは岩波書店だけかな、と あらためてこの出版社の姿勢に感服しました。 <収録一覧> 「ことば」 ・日本語ころ鍛錬を ・ら抜きは手抜きか ・ことば・ことば・ことば ・人びとのことばを ・言語遊戯者の磁場 「本」 ・本とわたし ・井上流読書術 ・商品としての本 ・国境を超え、時代を超えて 「演劇」 ・ああ幕があがる ・劇作の趣向 ・芝居は決して消え去りはしない ・浅草・そしてテレビ |
|||||
<冒頭> | |||||
国語辞典の中の一生 自分の一生は国語辞典の中に閉じ込められている。これは 不平ではなく実感です。冗談を言って笑ったり、人に裏切ら れて泣いたり、だれかと仕事の相談をしたり、本を読むのに 夢中になったり、ときにはものを考えたり、あるいはこうや って文章を書いて口に糊をしたりして生きているのですが、 これらはすべて日本語が仲立ち、日本語がないとなにもでき ません。 |
|||||
<出版社のコピー> | |||||
この巻では、著者の仕事の核であり続けた テーマ、「ことば・本・演劇」についての文 章をまとめる。「ら抜き」問題を考え、こと ば遊びの効能を説き、本の読み方十箇条を 紹介。さらに、演劇に関わりつづけるのは なぜかを語る。てんぷくトリオのコント台 本など、貴重な資料も収録。 |