奥泉光　モーダルな事象

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	日本ミステリー

■快楽の短編小説へ ●おしゃべり本棚 ●ジャンル別おすすめ ●作品名別おすすめ ●作家名別おすすめ		モーダルな事象（桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活）
		著者：奥泉　光
		文芸春秋
		千野帽子：不思議な語りの自由ー文学少女のための奥泉光再入門
		定価：1857円＋税
		ISBN4-16-323970-7
	写真：大嶽恵一装丁：京極夏彦With Fisco	2005年7月30日刊行
	奥泉のミステリー
	ますます深まった奥泉文学。
	＜冒頭＞
	1 　幸運の女神は目立たぬ場所に棲息する。　東大阪は生駒山の麓にある女子短大、正式名称で敷島学園麗華女子短期大学、ここで日本近代文学を講じる桑潟幸一助教授に思いもかけぬ幸運がもたらされたのは、数年前、桑潟助教授三十九歳の折り、京都は伏見の書肆、研修館書房から発行された『日本近代文学総覧』なる書物がきっかけである。
	＜出版社のコピー＞
	大阪のしがない短大で日本近代文学を講じる桑潟幸一助教授（通称・桑幸）のもとに、とある童話作家の遺稿が持ち込まれた。桑幸がこれを発表するや意想外の反響を得るのだが、喜びも束の間、遺稿は盗まれ、編集者は首なし死体で発見されて・・・絢爛たる謎、探究の恍惚、日本近代文学の輝ける未来！
	＜おすすめ度＞
	☆☆☆☆★