■コギト工房 Cogito-Kobo | ||
おしゃべり本棚 コラム |
本は定価で買おう!! 本が、まるで消耗品のように流通論理だけで販売される時代になってしまいました。 確かに、消費者としては者が安く買えるということは悪いことではありません。 でも、本は大半のものが個人事業主である作家(著者)と出版社の共同作業で生み出されるものです。 企業であれば開発費用、研究費用というものが資本金の中から、あるいはさまざまな利益のなかから つくりだされるものですが、本は個人事業主が生み出す文化産業です。 文化産業ということは知識そのものが商品ということで、この知識というものは コピーが簡単にでき、しかも作り上げるまでの苦労に比べて、いとも簡単に複製されてしまいます。 本を、ブックXXのような流通論理だけれ二次販売、三次販売させてゆくと、作品を生み出す努力を している作家や出版社にはお金が流れていきません。 これではあたらな作品を生み出すためのエネルギーが蓄えられることになりません。 作家に力がなくなると、本は広告に頼るしかなく、雑誌がかろうじて生き残れたとしても 面白い物語を生み出してゆくということはできなくなってきます。 本は決して高くはありません。 一冊の本があればなんどもなんども繰返し読むことができます。少なくとも何時間、 あるいは何日も500円から2000円程度で楽しむことができます。そして、自分では知りえない 新たな知識を与えてくれます。 もしも、買えなければ図書館で借りればいいのです。図書館は人気のある本は追加して 購入してくれます。 古い本は古本屋さんで買うのもいいでしょう。これは、一般の本屋さんではもう手に入りませんから 仕方がありません。 でも、新しい本、これはやはり本屋さん、あるいはインターネットでの購入でも構いません。 新しい物を定価で買いましょう。 そのことが日本の文化を守ってゆくエネルギーになると思います。 本は、しっかりと読めば、決して高くはありません。 |
||||||||||||||||||||||||||||
コギト工房 おもしろ本棚ではそれぞれの本に「おすすめ度」をつけています。 これはあくまでも、管理人が自分で読んでみてその結果で、他の人に勧めるときの目安として作っているものです。 点数の根拠はあくまでも管理人の主観でしかありません。作品の質を問うものではありません。 これから読もうという方への目安、あるいはお読みになった方は他の人はどう感じているのか、ということを みていただければ結構です。 基本的にはコギト工房では気に入った作品しか取り上げていませんので、こjこにあがっているものは すでにお勧めではあります。参考にしていただければ幸いです。
|
||||||||||||||||||||||||||||
Copyright2004-2007(c) Cogito-Kobo All rights reservedd |