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在日 | ||
著者:カン・サンジュン(姜 尚中) | |||
集英社文庫 | |||
定価:476円+税 | |||
ISBN978-4-08-746253-1 |
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2008年1月25日集英社文庫 2004年3月講談社より発刊に加筆 | |||
<在日としての生き方の激白 姜尚中の自伝を読め!> | |||
永野鉄夫から姜尚中にいかにして変わったのか。在日としていきることの難しさを姜尚中は 熱っぽく語る。挫折の中から生まれた言葉が激しく胸を打つ。韓国と日本の違いは何なのか、 国の重みとは何なのか、考えないわけにはいかない。 |
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<冒頭> | |||
プロローグ わたしは写真が苦手だ。瞬間の表情を切り取って凝固させたような自分の顔をみるの が辛い。凍てついたような表情には自分の内面の歪みや隠しておきたい秘め事がぎごち なく表れているように思えて、怖ろしくなることもある。だから、わたしは自分の写真をみ るのがきらいで仕方がなかった。 |
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<出版社のコピー> | |||
一九五〇年、朝鮮戦争が始まった年にわたしは生まれた。 なぜ父母の国は分断されたのか。なぜ自分たちは「みすぼらしい」 のか。「在日」と「祖国」、ふたつの問題を内奥に抱えながら青年期 を迎えたわたしは、日本名「水野鉄夫」を捨て「姜尚中」を名乗る決意 をした。 在日二世として生きてきた半生を振り返り、歴史が強いた苛酷な人生 を歩んだ在日一世への想いを綴った初の自伝。 文庫化にあたり大幅に加筆。 |
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<おすすめ度> | |||
☆☆☆☆ |