もうい~くつ寝ると・・・にはちと早い今日この頃(なんのこっちゃ?)
映画へのラストスパートは後一ヶ月、頑張りましょう?!
12/1は映画の日で~す。
10/26~11/25の1ヶ月間に見た映画20本は次の通り。
虹の女神
キャッチボール屋
幸福のスイッチ
手紙
7月24日通りのクリスマス
アジアンタム・ブルー
椿山課長の7日間
トンマッコルにようこそ
16ブロック
上海の伯爵夫人
クリムト
父親たちの星条旗
ナチョ・リブレ
明日へのチケット
サラバンド
エコール
ウインターソング
トゥモロー・ワールド
プラダを着た悪魔
アンノウン
① 16ブロック
ブルース・ウィルスは時々、精神的な意味で妙にかっこいい人を演じる。これはその中でも最高に近い。アメリカ映画のいい部分がここにある。
② 手紙
東野圭吾の原作が強いんだろうと思うが、あの兄弟の関係には涙した。捨てても捨てきれないもの、生きている理由・・・「言葉にできない」が流れる。
③ 虹の女神
いつまでも分からない男の子と、既に分かってしまった女の子。2人が大人になろうとする過程で失うもの、得るもの。青春映画の佳作。
次の3本もお勧めです。
*キャッチボール屋:肩の力を抜いたまるで男版「かもめ食堂」のような。
*プラダを着た悪魔:カリスマはあれくらいに怖くないとね・・・。
*アンノウン:設定綿密、ドンデンきっちりの面白さ。
”ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語”というのが、007の新作「カジノ・ロワイヤル」の宣伝文句・惹句だ。6代目のボンド役、ダニエル・クレイグは印象的には1番若いから、007になるまでの物語というのはぴったりかもしれない。映画としての1作目「007は殺しの番号」(再公開時に「ドクター・ノオと改題)は1962年。46年間で21作目の新作では初めて007の前世紀が語られることになる。もっとも、カジノロワイヤルは過去に既に映画化されている。007役者を使わず、ウディ・アレンやピーター・セラーズなど、とんでもない007がたくさん出ていたパロディ版である。
シリーズものでは最近こうした、~になるまでの物語が流行っている。バットマン ビギンズとか、 スーパーマン リターンズなどだ。つい最近ではテキサスチェーンソー ビギニングなんてのもある。何故これほどヒーロー、悪役のなるまで物語が語られるのか?子供・青年から大人になる成長物語は物語の基本、誰もが共感できる要素を多く持っているから不思議はないが。
これらの火付け役はスパイダーマンだったのではないだろうか。第1作がスパイダーマンになるまで物語だった。トビー・マクガイヤーという、超人物語には全く似合わない俳優を何故?というのが一般的な反応だったのだが、できてみれば、よくできた青春物語になっていた。しかも”蜘蛛の巣飛び”付きなのである。これが大ヒット、どんな超人にも”なるまで物語”があることになったのである。
今回の新ボンド役者、ダニエル・クレイグはかなり地味なイギリスの俳優という印象。なかなかいい役者で、映画の隅で渋く光っているような、ちょっと性格俳優のテイストを持っている。一見すると、今までのボンド役者に比べて1番それらしくない雰囲気である。初めての金髪系でもあるし。これにはもちろん、ショーン・コネリーの印象が強すぎて、それとは違う感が大きくなるという原因があるのだが。それでも敢えて彼をボンド役に選んだのは、彼だからこそできる007映画を目指したのだろう。ダニエルがボンド役者に”なるまで物語”も見てみたい気がする。
「カジノ・ロワイヤル」は映画の日12/1に封切りです。