締めくくりが近づいてます。結果はいかがか。
11/26~12/25の間に出会った17本の映画は次の通り。
暗いところで待ち合わせ
武士の一分
犬神家の一族
市川崑物語
長い散歩
エンロン
パフューム
007カジノロワイヤル
キング罪の王
麦の穂をゆらす風
敬愛なるベートーヴェン
王の男
硫黄島からの手紙
めぐみ
あるいは裏切りという名の犬
イカとクジラ
*外国映画に殆ど日本語だけの2本の映画がある不思議な状況。
①硫黄島からの手紙
硫黄島が日本にあることも、かつて住民がいたこともこの映画で知りました。戦後61年経って、アメリカ人によってこの映画が作られたことに感慨を覚えます。興奮した目でなく描かれる戦闘場面のリアルさ、アメリカ人の目だからこその確信に満ちた傑作です。
②敬愛なるベートーヴェン
難聴で、でも音が頭の中に溢れ、という天才が気難しくないはずがない。粗野で傍若無人、不躾で横暴なベート-ヴェンをそのままに。しかし、10分を越す第九の初演場面は感動的。
③長い散歩
日本が抱える問題の一つ児童虐待。静かに、しかしリアルに描く。人は親の影響から逃れられないのか。天使の羽をつけた子供が飛ぶのは・・・。
その他では、次の作品も面白い。
・暗いところで待ち合わせ: よくできた話、田中麗奈も良い。
・パフューム: 18世紀のリアルな描写、香りから宗教にまでいたる。
(試写会、3月公開予定)
・麦の穂をゆらす風: 1922のアイルランド、その真実の物語。
お正月にも公開されている作品については、下を参照。
1000円になる元旦(1/1)の映画館を含め、正月休みは映画館詣でを!
一年の計は元旦にあり!!
ということで、お正月やすみのおすすめです。
☆話題作を楽しみたい方
・007カジノロワイヤル: 新しい007もなかなか、アクションも体張ってます。
・硫黄島からの手紙: 栗林、西というアメリカに住んでいた2人の軍人が核ですね。
☆ドラマチックが好きな方
・王の男: 旅芸人の運命、ひねくれた王の姿、あくまで貫く男の生き方。
☆男の生き方探して東、西の方
・武士の一分: 山田洋次、藤沢周平の一瞬の殺陣シリーズ第三作。キムタクも悪くない。
・あるいは、裏切りという名の犬: フレンチ・ノワールの息吹が。
☆アニメファンのあなたに
・パプリカ: 未見ですが期待です。
・鉄コン筋クリート: 未見ですが、絶対に見ます。
年間ベストテンは例年通りお正月にお届けする予定ですが、その前に1年間の収支報告です。但し、収はない(あればいいのに・・・)ので支出報告となります。
2005/12/26~2006/12/25までに見た映画について。
見た本数:203本
映画に使った支出:225,590円
1本あたりの料金:1.111円
ということで、シルバーには届いていない私としては、まあ頑張ったかなというところ。
では、忙しい年末、良い新年をお迎えください。