2015年 10月号back

もうじき9月が終わってしまう今頃になって、
「9月になれば」という映画と歌があったなあ、
ボビー・ダーリンが歌っていたなあと思いだし、
ケヴィン・スペイシーが彼の伝記映画「ビヨンドTheシー 夢見るように歌えば」を監督主演していたなあと脈絡なく思い出す。
これからは芸術の秋、
何はともあれ、映画館!

 

 

 

今月の映画

 

8/26~9/25のシルバーウィークを挟んだ31日間、30本の映画に出会いました。東日本で大雨と地震があったころニューヨークに出かけていました。
その報告はトピックスをご参照ください。
 流石に秋、見ごたえのある作品が邦、洋画共に増えてきました。外国映画の(古)が9本と多くなりましたが、全てシネマヴェーラの映画史上の名作13の作品群。



<日本映画>

at homeアットホーム 
天空の蜂
S-最後の警官- 奪還RECOVERY OF OUR FUTURE
薩チャン 正ちゃん~戦後民主的独立プロ奮闘記
心が叫びたがってるんだ。 
赤い玉
(古)暁の合唱 

 

 

<外国映画>

夏をゆく人々
  (Le Meravigue / The Wonders) 
バレエボーイズ
  (Ballettgutteene / BalletBoys)
ヴィンセントが教えてくれたこと
  (St.Vincent) 
テッド2
  (Ted2)
Dearダニー 君への歌
  (Danny Collins) 
ボーイソプラノ ただひとつの歌声
  (Boychoir)
キングスマン
  (Kingsman:The Secret Service)
ぼくらの家路
  (Jack) 
わたしに会うまでの1600キロ
  (Wild)
ピクセル
  (Pixels) 
カプチーノはお熱いうちに
  (Allacciate Le Cinture / Fasten Your Seatbelts)
ボリショイ・バビロン
  (Bolshoi Babylon)
ベル&セバスチャン
  (Belle et Sebastien / Belle andSebastian)
ハッピーボイス・キラー
  (The Voice) 
カリフォルニアダウン
  (San Andreas)
(古)馬鹿息子
  (The Saphead) 
わが谷は緑なりき
  (How Green Was My Valley) 
三十九夜
  (The 39Steps)
上海から来た女
  (The Lady from Shanghai)  
肉体の悪魔
  (Flesh and the Devil)
打撃王
  (The Pride of the Yankees)
42番街
  (The 42nd Street) 
三つ数えろ
  (The BigSleep)

 

 

 

Ⅰ 今月のベストスリー



① 心が叫びたがってるんだ。
 揚羽高校の地域ふれあい交流会での第二学年の演目はミュージカル「青春の向う脛」。子供の頃、丘の上のお城で行われる舞踏会にあこがれた少女成瀬順のおしゃべりが引き起こす心の鍵とその解放の物語。アニメだからそれほど浮き上がらずに描き得た作品。

新しい才能が現れた。監督:長井龍雪、脚本:岡田磨里、キャラクターデザイン:田中将賀。ジブリ以外のアニメも上質な作品を生みつつある。

 

②-1 ぼくらの家路
 ベルリンで母・弟との3人で暮らす10歳のジャック、若い母が留守の時6歳の弟を見守る。ある事件で彼だけ施設に預けられ、夏休みに家に帰るも母もいず、家に入れない。母を待って弟と二人で街をさまよった3日間。子供らしい表情も見せるが無口にじっと耐えているジャックを演じたイヴォ・ビッツカーが素晴らしい。エドワード・ベルガー監督は静かに武骨に映画を作り上げた。

 

②-2 赤い玉

 60歳代後半の男たち(高橋判明監督66、奥田瑛二主演65)が、自らの年代に向き合い、“みだらに狂ってこそ、映画”と主張するほどにエロスに満ちた映画を作った。迫りくる終わりの時に向かって、生にも性にも焦燥感を感じる年代。映画は若い人向けのものが多いが、私と同年代向けのこうした作品もあっていい。

 

③-1 天空の蜂
 東野圭吾の原作を映画化。映画のサイトを見ると原作者の言葉として“映画化など絶対に不可能だと思っておりました”とある。それ程難しい設定、映像があったのでしょうが全てクリアして上手く映画化。多くの制約はいかにそれを抜け出すかでサスペンスがうまれ面白い作品になりました。


③-2 キングスマン
 サヴィル・ロウにあるテーラー、キングスマンの実態は国に属さないスパイ組織、イギリス貴族階級の心意気を見せてくれるスパイ映画の快作。今やイギリス男優の代表コリン・ファースがイギリス紳士のダンディさを見せる。

 

 


他にも見る価値のある映画があります。

 


●at homeアットホーム:疑似家族の登場が話題になったのはいつ頃だろうか?家族だから安住できるとは限らない。はじき出された人々が一緒に家族をする。たぶん、本多孝好の原作がいいのだろう。はみ出し者たちの実感あり。


●ヴィンセントが教えてくれたこと:ビル・マーレーが徹底的に嫌われじじいを演じ、隣に越してきた母子家庭の小学生男子との疑似おじい/孫関係をなかなか面白く見せてくれる。

 

●ボーイソプラノ ただひとつの歌声:母子家庭の少年ステットは問題児だが歌声は素晴らしい。国立少年合唱団に入団、そこでの少年の成長と愛情を知っていく過程に素直に感動。

 

●わたしに会うまでの1600キロ:米西海岸を南北に縦断するPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)1600キロを歩き通したシェリル・ストレイドのベストセラーの映画化。

 

●ピクセル:ピコピコのTVゲームを楽しんだ大人にささげる作品。子供を連れて行っても仕方がない、彼らには分からないから。アメリカでは人気の高いアダム・サンドラ―主演のコメディ。

 

●カプチーノはお熱いうちに:イタリアのかかと部分にある街レッチェを舞台にしている。あまり街の風景が出てこないのは残念だが、主人公の周りの人間関係を楽しく見せてくれる。

 

●ベル&セバスチャン:昔から子役と動物には勝てないといわれるが、今回はそれにナチスも加わり、フレンチアルプスのサンマルタン村の美しい風景もあって、見ていて気持ちのいいこと。

 

●カリフォルニア・ダウン:米西海岸を縦に走るサン・アンドレアス断層に起因する大きな地震がロサンゼルス、サンフランシスコを襲う。津波まで用意されて、リアルです。

 

 

 

Ⅱ 今月のフライトムーヴィー

 

ニューヨークへの往復に利用したのは全日空。見た映画は往復で6本、吹き替え版、日本未公開を中心に見ました。フライトムーヴィはTVと同じように画面のサイズ(縦横比)のために、画面の一部がトリミングされているから完全品とは言えない。特にシネマスコープのように横の長さが縦に対して2倍以上の場合、かなりのトリミングがされている。今回見た作品にもオリジナルがワイドスクリーンのものが何本かありました。

面白い作品もありました。

 

 

✈SPY(日本公開未定):おデブの女性コメディアン、メリッサ・マッカーシー主演のスパイコメディ、今回一番おもしろかった。共演にジェイソン・ステイサムとジュード・ロウ、ステイサムが完璧コメディ演技、ジュード・ロウがイケメンに戻っていたのも驚き。メリッサ・マッカーシーは「ヴィンセントが教えてくれたこと」に出ています。

 

✈ALOHA(日本公開未定):キャメロン・クロウ監督によるハワイが舞台の恋愛ドラマ。

 

✈夢は牛のお医者さん(日本映画・公開済):以前から気になっていた日本のドキュメンタリー映画。
小学生のころの夢から実際に牛のお医者さんになるまで一人の女性を26年間にわたって
追ったもの。観る価値ありでした。

 

✈アデライン100年目の恋(日本10月公開):事故で加齢しなくなった女性の100年目の恋。

 

✈I’ll see you in my dreams(日本公開未定):夫に先立たれた68歳女性の日常、案外面白い。ブライス・ダナー(グウィネス・パルトロウの母)主演。

 

✈Far from the Madding Crowd(日本公開未定):トマス・ハーディ原作、かつてジュリー・クリスティ主演で映画化された「遥か群衆を離れて」の再映画化。なかなかです。今回の主演はキャリー・マディガン、監督はデンマークのトマス・ヴィンダーベア。

 

「SPY」くらいは輸入してほしいものですが、コメディは結構難しいんですよね。

 

 

 

 

Ⅲ 今月のつぶやき

 

●アイルランド移民の子、ジョン・フォードは西部劇を中心に136本の作品を監督したが、アイルランドを舞台に男の生き方を描いた素晴らしい作品群も残している。「わが谷は緑なりき」もその1本、貧しい者に向ける目は「怒りの葡萄」同様で、まるで共産主義者かと思わせるほどだが、単純に働く男を描きたかったんだろう。

 

●タップといえば「42番街」が想起されるほど、この作品はタップで有名だ。ブロードウェイで舞台化されたのは1980年、そちらの方を先に見ていた。原作のストーリーがほぼ同じだったのには少し驚いた。当たり前なのだが。

 

●上の2作も含め、映画の黄金時代(1930~50年代)の名作は流石にすごい。「肉体の悪魔」:グレタ・ガルボのハリウッド出世作。悪女をさらりとクールに演じる。
「三十九夜」:イギリス時代のヒッチコックの1本。スパイ映画の原点。
「打撃王」:東欧からの移民の子ルー・ゲーリックの物語。Gクーパーのナイーブさが満開。
「三つ数えろ」:アメリカ映画は会話で進む。Lバコールはこの作品でも歌っていた。

 

●機内で見た「夢は牛のお医者さん」は小学生時代から二人の子持ちの獣医になるまでの長い時間、女性主人公を追っている。新潟のテレビ局が製作したものだった。26年間の間、対象を追い続けるのはかなり難しい。TV局が地元の利を生かし、対象のドキュメンタリー番組を何回も放送し、そこから1本のドキュメンタリー映画を製作したという。確かに、その方法であれば可能だ。

 

●バレエ関係の映画が2本あった。どちらもドキュメンタリー。「バレエボーイズ」はノルウェーの男子中学生3人がバレエをスポーツのように習うのを追う。
一人は英ロイヤルバレエの研修生になる。すっきりした作り。「ボリショイ・バビロン」は2年ほど前に新任の芸術監督に硫酸をかけた事件後を追う。入り組んだ人間関係が描写されるが、作り手がどちらの側にいるんだろうと思ったりする。映画が終わった後、エンドロールの時日本語字幕で「芸術監督は次期契約はされなかった」と出るのは、やはり何らかの結論が欲しいと思った日本側がつけたのだろうか?

 

●コリン・ファースは「マンマ・ミーア」映画版に出演したりしたが、2016年にはブロードウェイで「マイフェアレディ」のヒギンズ教授を演じるという。
「キングスマン」を見てもイギリス紳士を演じていま一番ぴったり合うのは彼だろう。

 

●PCTの1600キロをトライするには登録して、各拠点のノートに記帳するらしい。「わたしに会うまでの…」の主人公は記帳の際に有名作家の言葉を記していた。これには驚いた。物覚えの悪い私には言葉そのものを覚えることはかなり難しいから。映画ではメモなどは見ていなかったが、実際は何かを見ながら書いたのか、或いは記憶だけか?

 

●石坂洋次郎といえば、戦後長い間人気のあった作家だ。1900年生まれだから、戦前から小説を書いていたのだろう。1941年に作られた映画「暁の合唱」の原作者だ。見て驚いた。バス会社に就職して、将来的には運転手を目指す女性(木暮実千代)が、今見ても新鮮だったから。テキパキしていて楽しい。
調べてみると、この原作は1955年香川京子で、1963年に星由里子で映画化されている。3度も映画化されていたことからも、原作の持つ新しさが評価されたのだろう。

 

 

 



今月のトピックス:ニューヨーク報告  


Ⅰ ニューヨーク報告


9/08~15の6泊8日でニューヨークに出かけた。9・11の式典に出席するのが目的ではなく(出られるわけない)、ミュージカルを見るためだ。5年半ぶりになるが、その時から変わったなあと思ったのは次の通り。

 

*安全度感がますますアップしていた。今回10番街を歩いても危険を感じなかった。


*特に中国人が目立ったわけではないが、旅行者が多かった。季節の問題かもしれないが。


*チケット代がかなり高騰。オーケストラ席で180ドル前後、前回より50ドルくらいアップ。


*どんなミュージカルもラストでは総立ちになる。スタンディングオベイションは感動した時だけで、以前は総立ちはまれだった。

 


一度グランドセントラル駅から1時間半かけてビーコンに出かけた以外マンハッタンから出ず、9・11メモリアルの場所に行った以外ブロードウェイ近辺を離れずでしたから、本当に狭い範囲での経験からの感想です。それにしても最後にあげた全員総立ちはいかにも不思議。さらに言えば、この総立ちの後、アンコールはないのです。出演者がお辞儀をして幕が下り始めると場内のライトがついてしまい、あとは退場のみ。本当に感動していたら、アンコールで幕が開くまで拍手するものでしょう?何かの拍子(?)で誰かが立つと次々と立って、後ろの人は見えなくなるから仕方なく立って、この総立ちが出来上がっているのではないか?

 


見たミュージカルは9本、その感想は次の通り。


♪王様と私:オーソドックスミュージカルの良さが満載。ロジャース=ハマースタインコンビの歌曲が素晴らしい。先生役をはじめ、第一夫人、ビルマの王女役の3女優の歌唱力が圧倒的。


♪アラジン:日本でも劇団四季版が上演中のディズニーミュージカルの最新作。今一番評判の演出・振付家のケイシー・ニコロウのなんでもぶち込む式で楽しくはあるが。


♪ビューティフル:キャロル・キングの前半生を彼女とバリー・マンの歌を使ってミュージカル化、1958~70の間に彼女がアメリカ音楽界に果たした役割が分かろうというもの。歌手ではなく作曲家になりたかった彼女がいかに多くの曲を黒人グループに提供していたか、シンガーソングライターになる前の彼女の偉大さを、黒人男女グループが歌いまくる。彼女を演じる俳優の弾き語りをはじめ、歌の上手さを感じられる想像以上に楽しい作品。


♪ハミルトン:オフからブロードウェイに上がってきて約2か月、今一番人気のミュージカル。独立戦争当時のアレクサンダー・ハミルトンの生涯を取り上げ、ラップ風の歌曲とほとんど集団での先鋭的な踊りで小気味よい舞台を作り上げています。
脚本、作詞作曲、主演はリン=マヌエル・ミランダ、今まで「イン・ザ・ハイツ」を作っています。アメリカ建国の父の一人でありながら、49歳で決闘で死ぬまでゴシップ的な評判もあったようです。


♪ファン・ハウス:今年のトニー賞でミュージカル部門の作品賞など5部門に輝いた作品。休憩なし1時間45分の1幕もの、客席が四方を囲む底にある舞台と変わった作り。レズビアンの女性が書いた原作をミュージカル化、現在の彼女が子供の頃、大学生の頃の彼女を見ながら、隠れゲイであった父親との確執を描く、いわば現代的ミュージカル。

 

♪キンキー・ブーツ:2005年の同名のイギリス映画をミュージカル化2013年のトニー賞作品。作詞作曲はシンディ・ローパー(彼女もトニー賞)、演出振付はジェリー・ミッチェル。イギリスの田舎の靴工場、業績悪化の起死回生に取られた策はドラッグクイーンの靴を作ること。ドラッグクイーンによる派手なショーの迫力と、片田舎の暗い靴工場が絶妙なバランス。

 
♪巴里のアメリカ人:1951年の同名のアメリカミュージカル映画からの舞台化。パリに集う若い芸術家たちの物語。「ザッツエンターテインメント」で見た限り、絵画の中の人物が飛び出してくるような画面があったが、その雰囲気を舞台によく出している。バレエを踊る出演者たちの技量と、パリのセーヌ河岸などを表現した繊細で大胆な舞台装置に感動した。

 

♪サムシング・ロッテン:シェークスピアが生きていた時代、彼に対抗しようとする脚本家のお話。次にどんなものが流行る?の問いに預言者が“ミュージ…ミュージカル”と、“台詞を歌で?何その変なのは?”の後始まる“a Musical”というナンバーはこのミュージカルを表している。シェークスピアをおちょくりながらミュージカルへの愛を歌うコメディミュージカル。次のシェークスピアの作品は?預言者は答える“…オムレット?”。一番楽しみました。


♪ブック・オブ・モルモン:モルモン教は宣教活動で有名。世界中に若い人を送り出している。ウガンダに送り出された凸凹コンビが繰り出すコメディミュージカル。4年前にトニー賞の9部門を制したミュージカルは今も1、2番を争う人気。面白いが、ここまでモルモン教とウガンダを笑っていいものか?ちょっと躊躇してしまう。

 

 ということで、今回は1本の映画も見ることなく舞台のミュージカルのみを楽しみました。

 

 

 

 

Ⅱ テレビ局製作の映画について思うこと

 

友人が言っていた、「天空の蜂」と「S-最後の警官」のどちらにも綾野剛と向井理が出ていると。だから、区別がしにくくなるかもと。この2つの作品はどちらも多くのスターが共演している。原作が小説と漫画という違いはあるが、もう一つ、製作にTV局が噛んでいない、いるの違いもある。さらに言えば、TVドラマとして作られていない、作られていたの違いがある。「S-最後の警官」はTVドラマとして放映されていたようだ。

この作品には実に多くのスターが出演している。TVドラマを見ていないので総てのスターがTVにも出ていたのかは知らない。しかし、1本の映画作品としてみた場合、あまりに均等にスターを出しているなという気がした。なんだか、画面に登場した時間が均等割りされたような印象を持った。これでは誰が主役か分からない。印象が散漫になる。まるでTV局とプロダクションの営業合戦かい?のように思えてしまった。

 同じ映画館で本編前に流されていた「ギャラクシー街道」の予告編を見ていて、三谷幸喜の映画はいつもスターがわんさかだなあと思っていた。スターたちが出させてくださいというのか、三谷が出てくださいというのかも分からないが、どの作品もオールスターキャストのような印象だと思った。これが、「S-最後の警官」の印象にも影響したのかもしれない。

 

 

 

 

Ⅲ 提案ですが

 

携帯を持たない私では分からない。映画の本編が終わりエンドロールが始まると、すぐ席を立つ人と携帯を開ける人がいる。開けた後永い間携帯画面を見ている人がいる。できればこういう人たちにはさっさと出て行ってもらいたい。エンドロールが長くなって、既に20年くらい経つだろう。ここまで長くなると、最後まで立たないでくださいと言うのにも力が入らない。だったら、液晶画面を開きたい人は、開く前に出ていただきたい。

 

映画館では必ず映画館でのマナーについてのお知らせを流している。そこにこんな文面を入れていただけないだろうか?“映画が終わってどうしても携帯・スマホをご覧になりたい方は、スイッチを入れる前に席をお立ちください。
周りの方には迷惑をかけないよう、十分にご配慮ください。さあ出よう、映画終われば携帯持って!”

 

ブロードウェイでミュージカル「巴里のアメリカ人」を見ていたら、突然客席から音楽が…。勿論着信音です。馬鹿は世界中に蔓延してます、携帯と共に。

 

 

 

今月はここまでです。
体重を増やすのにも、芸術に触れるのにも最適の季節の到来。
お楽しみください。



                         - 神谷二三夫 -


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