関東地方の梅雨明けも間近か?
真夏日が続く真夏になっても、
快適な時が過ごせるのは、そう、映画館!
しかも楽しめる!!
6/26~7/25、参院選挙を挟んだ30日間に出会えた映画は31本、「ブルックリン」は若い女性が成長していく姿を描くごく普通の作品だが、思った以上に感動させられた。こういう普通の作品で感動させるのは難しいと思う。
この作品を含め、アイルランドが舞台の映画が3本もありました。どれもオススメ!
ドキュメンタリーは今月6本、約20%だから多めだった気もする。今月のトピックスをご参照ください。
Too Young To Die! 若くして死ぬ
日本で一番悪い奴ら
セトウツミ
ふたりの桃源郷
ふきげんな過去
太陽の蓋
カンパイ!世界が恋する日本酒
シリア・モナムール
(Eau Argentee, Syrie Autoportrait /
Silvered Water, SyriaSelf-Portrait)
ブルックリン
(Brooklyn)
疑惑のチャンピオン
(The Program)
アリス・イン・ワンダーランド~時間の旅~
(Alice Through The Looking Glass)
インディペンデンスデイ リサージェンス
(Inependence Day:Resurgence)
フラワーショウ!
(Dare To BeWild)
シング・ストリード 未来へのうた
(SingStreet)
ウォークラフト
(Warcraft:The Beginning)
シアター・プノンペン
(The LastReel)
エクス・マキナ
(Ex Machina)
暗殺
(Assassination)
映画よ,さようなら
(LaVida Util / A Useful Life)
フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D4K
(Firenze e Gli Uffizi3D4K /
Florence and The Uffizi Gallery 3D4K)
ペレ 伝説の誕生
(Pele:Birth of A Legend)
生きうつしのプリマ
(Die AbhandeneWelt / The Misplaced World)
好きにならずにいられない
(Fusi / Virgin Mountain)
AMYエイミー
(AMY)
ヤング・アダルト・ニューヨーク
(While We’re Young)
ロック・ザ・カスバ
(Rock The Kasbah)
ラスト・タンゴ
(Un Tango Mas / Our Last Tango)
(古)男装
(Sylvia Scarlett)
女相続人
(The Heiress)
フィラデルフィア物語
(The Philadelphia Story)
黒蘭の女
(Jezebel)
①ブルックリン
1951年エイリッシュは大西洋を渡りアイルランドからニューヨークに到着した。母と姉との3人暮らしで、仕事のない自分はアメリカで働くしかない。貧しい国から豊かな国へ、まるで日本の集団就職のように遠い地で働く。心細さをこらえて健気に働き、生きていく姿に素直に感動できる作品。
②映画よ、さようなら
ウルグアイのシネマテークを舞台に、25年勤続の職員ホルヘの周辺を描く。館長には実際のマヌエル・マルティネス・カリル館長が、ホルヘ役には映画評論家ホルヘ・ヘネリックが扮しています。こうしたことを知ればいかにも映画マニアの映画かという気がしますが、この映画はその色はほとんど出さず、普通の映画になっているのが嬉しいのです。
③カンパイ!世界が恋する日本酒
日本酒の魅力を世界に知らせるためにグランドファンディングで資金を調達し製作された。監督はロサンゼルス在住の小西未来、テンポがよく飽きさせないドキュメンタリー。1988年に始まった日本の英語教師派遣の JETプログラムで来日したアメリカ人とイギリス人、そして岩手の“南部美人”五代目蔵元の3人がメイン人物。魅力的な人たちです。日本酒を好きになってみたいと思わせてくれる楽しめる映画です。
他にも面白い作品が色々ありますよ。
●Too Young To Die! 若くして死ぬ:私的には前半はイライラ、これでクドカンかよ?後半はさすがクドカン!ぐちゃぐちゃをまとめ切った感じ。
●シリア・モナムール:今月のトピックス:ドキュメンタリーの力参照。
●セトウツミ:原作の漫画はどんなだろうか?基本的に男二人はそれほど話すことはない。しゃべりだけの漫画、たとえ関西を舞台にしていても難しいのでは?そのあたりも認識しながら大森立嗣監督はかなり巧妙に作っている。
●疑惑のチャンピオン:ロシアの国を挙げてのドーピングには驚いたが、ツール・ド・フランスを7連覇したランス・アームストロング選手が7年間も隠しおおせたことにもびっくり。
●アリス・イン・ワンダーランド~時間の旅~:6年前に封切りされた前作のその後のアリスを描く。時間をつかさどるタイムにサッシャ・バロン・コーエンが扮しているが、彼の毒気も他の出演者によって緩和され、これくらいが丁度よい?ちょっと描写が速すぎる?
●フラワーショウ!:アイルランドは手つかずの自然が美しいと感じたのが30年前、雑草をメインの庭園づくりでチェルシー・フラワーショー金賞のメアリー・レイノルズを映画化したこの作品の原題はDare to be wildで、共感しきりです。
●シング・ストリート 未来へのうた:アイルランドは音楽にあふれた国15歳の主人公が音楽にのめりこんでいく姿を描く、監督の自伝的作品。
●エクス・マキナ:今年のアカデミー賞の視覚効果賞を受賞した本作、アンドロイドの描写はさすがです。お話はSFでいかにも作られそうなものですが。
●ふきげんな過去:前田司郎(脚本・監督)が劇団「五反田団」を主宰する劇作家・演出家。確かに人物描写が演劇的、かなりファンタジックだ。女たちの井戸端会議的豆むき会話が面白い。
●ペレ 伝説の誕生:サッカーはあまり興味がないので知らなかったのだが、ブラジルのジンガサッカーのことを知ることができ、面白かった。ラストに向けての盛り上がりはスポーツものの定番通り。
●太陽の蓋:3.11が起こった時、福島原発、政府官邸、福島市民、東電などがどのように動いたのかをドキュメンタリー的に描いた映画、要人は実名で登場。
●生きうつしのプリマ:「ハンナ・アーレント」を作ったマーガレット・フォン・トロッタの新作、彼女のテンポの良い描写が心地よい。ストーリー的には分かりにくさはあるものの。
●好きにならずにいられない:アイスランド映画は1年に1本くらい公開される。2014年「馬馬と人間たち」、2015年「ひつじ村の兄弟」、今年はこの作品。馬、ヒツジときて初めて(?)人間の物語。しかし、厳しい描写は変わりない。これは、人間が少ないうえ厳しい自然に翻弄されるが故だろうか?
●AMYエイミー:今月のトークショー参照。
●ヤング・アダルト・ニューヨーク:主人公はドキュメンタリー作家、義父も同職、言い寄ってきた若い男のうさん臭さははっきり否定されるのだが、社会的には生き延びる。それには、ドキュメンタリー製作者が嘘を作ってはいけないという最低限が語られる。
今月見た洋画の旧作4本の内「男装」(今月のささやき参照)を除く3本は有名な作品だ。やっと見ることができた。
「女相続人」「黒蘭の女」はウィリアム・ワイラーの作品だ。ハリウッド黄金時代の巨匠で、傑作はわんさかあるが、その中には「ローマの休日」「ベンハー」などもある。1902年ドイツ帝国で生まれたユダヤ人、18歳の時アメリカに渡り映画界で働き始める。
出自が影響したのか、人間の暗い面を執拗に描くのが特徴の一つで、今回の2本は女性の怨念の深さを感じさせる作品になっている。しかもドラマを描かせたらこの人の右に出る者がいないとも言われるほど、見る者を捕らえて話に引きずり込むのである。
「女相続人」のオリヴィア・デ・ハヴィランド、「黒蘭の女」のベティ・デイヴィスにアカデミー賞主演女優賞を取らせている。
「フィラデルフィア物語」はジョージ・キューカ―監督作。キャサリン・ヘップバーンとケイリー・グラントの共演で、この二人でなければ出せない味を出している。元は舞台劇、後に「上流社会」として再映画化されているが、今作のふたりこそ上流階級を自然に演じることができたといえる。本物だった。
☆チャ―ルズ・グローディン
「ヤング・アダルト・ニューヨーク」のエンドロールを見ていたらチャ―ルズ・グローディンの名前が出てきた。主人公ジョシュの義理の父でドキュメンタリーの巨匠レスリー・ブライトバードを演じていた。チャ―ルズ・グローディンは1970~90年くらいにかけてかなりの映画に出ていた。それほど特徴のある人ではないが、それゆえにすんなり役に入れるといった人で、更に喜劇味もある人だった。普通の人を軽く演じられる俳優だった。
一番印象に残るのは「ミッドナイト・ラン」で、演じた会計士は雇い主が麻薬王と知るとギャングの金を横領して慈善事業に寄付をするという変わり者。彼を捕らえた賞金稼ぎのロバート・デ・ニーロがニューヨークからロサンゼルスまで連れて行くという、いわゆるロードムービーだった。
「ヤング・アダルト・ニューヨーク」の公式サイトによれば、これまで8作の著作があるベストセラー作家であり、過去18年間政治コメンテーターとして活躍、現在は200万人のリスナーを持つCBSラジオのコメンテーターを務めているとある。81才になる今も、映画以外で活躍しているようだ。映画はずいぶーん久しぶり。
①7/17「映画よ、さようなら」
トークショーがあるとは知らず、この後に見る映画も予約していたが、映画が終わっても帰る人がいないので坐っているとトークショーが始まった。この映画を輸入したAction Inc.の比嘉セツさんと、東京のフィルムセンター主任研究員の岡田秀則さんのトークショーだった。
話を聞いて驚いたことは、実際のモンテビデオ(ウルグアイの首都)のシネマテークはもっと大きく3スクリーンあり、映画と違って入場者数もかなり大きいという。映画では経営的に苦しく閉鎖の話となっているためか、わざと少ない集客を描いているというのだ。
メキシコのシネマテークは7だったか9だったかのスクリーンがあり、殆どシネコン並だという。これらの国ではレンタルビデオ屋というものがなく、人はシネマテークに古い映画を見に来るというのです。
②7/22「AMYエイミー」
エイミー・ワインハウスについてのドキュメンタリー。彼女については何の知識もなく、予告編での彼女の歌い方に惹かれて見に行った。
調べると19:00の回にはピーター・バラカンさんのトークショーがあるという。映画を見終わった後のトークショーで、映画を見れば彼女が本来はジャズ歌手と分かる。
そこにブルースやロックの要素が入り込む。圧倒的な歌唱力とジャズボーカル風な装いで人を虜にした。バラカンさんもヒット曲「リハブ」で初めて聞いたという。彼女の歌い方はジャンル分けが難しいので、とっつきが悪い。ヒット曲が多くの人に聞かれて、ファン層が大きく広がった。それにしても恋人、父親との関係や、ドラッグ、アルコール関係で崩壊していくのは、「自分は人気者にはなれない。小さな場所で歌いたい。」という彼女の気持ちとは関係なく、大きな会場で歌うスーパースターになってしまったためだろう。
その痛みに耐えられず27歳の若さで亡くなったともいえる人生だ。
●先月もご紹介したキャサリン・ヘップバーン、今月見た2本の内「男装」は以前にも見ていて、なんだか恥ずかしい作品だと思っていた。併映作「女相続人」を見たくて行ったのだが、この「男装」だけ見て帰る人がかなり多かったので驚いた。「女相続人」は既に見たという人たちかもしれないが。あるいは、チラシの紹介文に“今やカルト的人気”とあったのが効いたのか?ケイリー・グラントでさえ、ちょっと変ですよ。
●チェルシー・フラワーショーは有名で名前だけは知っていたが、その部門の一つにショーガーデン部門というものがあることを知ったのが「フラワーショウ!」だ。ガーデンデザインの審査で採用されれば実際に庭園作成に進むのだが、準備期間3か月+実際の庭園製作1か月、さらに25万ポンドが必要というのに驚いた。
●豆料理のレストランがどんなものかと、さらにあの豆むきをしている豆は何だろうと思ったのは「ふきげんな過去」。サイトを調べるとエジプト風豆料理とある。豆はむいているだけでどんな料理かは分からなかったが、豆料理屋ってあるのだろうか?
●時々有名美術館が3D4Kで撮影されたドキュメンタリーが公開されるが、「フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D4K」もその1本。3D効果で絵画が立体的に見えるのか、元々遠近法がしっかりしていて見えるのか?
●母親と似ている歌手の謎を探る「生きうつしのプリマ」は映画の快適なテンポで、見せられてしまうが、かなりイライラもする。彼女の母親と同じくらいの人だと思っていると…。これはちょっと複雑すぎるかも。
●日本酒が好きだったらよかったのにと思わせた「カンパイ!世界が恋する日本酒」、もともとアルコール自体がそれほど飲めないのは残念なことだ。
日本酒の世界は奥深い、よほど踏み込んでいかないと本当の面白さが分からないのかも。
●カリコレ(今月のトピックスⅡマンアップ参照)の1本として公開された「ロック・ザ・カスバ」はアフガニスタンにアメリカ兵の慰問に行くというお話。これには驚いた。イラク戦争より前、アフガニスタンですからね。
監督:バリー・レヴィンソン
(グッドモーニング,ベトナムとかレインマンとか)
出演:ビル・マーレイ、ケイト・ハドソン、ブルース・ウィリス
こういうメンバーで、アフガニスタンでまるで「M★A★S★H」のような映画を作ったというのがいまだに理解できない。バリー・レヴィンソンは何を目指したのだろうか?「M★A★S★H」の頃のように無邪気に作品を作ることなどできないだろうに。
(今月のトークショーも参照よろしく)
映像機材の変化は映像化する作業を随分簡単にしてきた。物理的な大きさから、小型カメラでも差がないという性能までも大きく進歩している。誰でも簡単に写すことができる。スマホでも写すことができるのだから。
今月見たドキュメンタリーは次の通りだ。
<日本映画>
ふたりの桃源郷
カンパイ!世界が恋する日本酒
<外国映画>
シリア・モナムール
フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィッツィ美術館3D4K
AMYエイミー
ラスト・タンゴ
「ふたりの桃源郷」は山口放送60周年記念作品。
20年以上にわたってある夫婦の生活を追った作品だ。TVで何年にもわたって放送された作品を新たに撮った映像を加え1本にまとめたもの。夫婦が生活してきた長い年月を描く一つの方法といえる。こうした、長い年月に渡って物事を追うのはTVには向いた方法だろう。長い年月を追うのはドキュメンタリーの一つの方法だ。ちなみに「ヤング・アダルト・ニューヨーク」の主人公はドキュメンタリーを作っているが、10年経っても作品ができない。しかし、これは必ずしも年月が役割を果たす作品ではなく、彼の理念がはっきりしていないためのものだろう。
長い年月にわたった変化を2時間くらいの作品で見られるのは現代に生きる我々の特典だ。
多くのTV局が映画でのドキュメンタリーを発表し始めている。先頭を走っているのは東海テレビで、「ヤクザと憲法」や「ふたりの死刑囚」などを発表している。
これからも多くの作品が出てくることだろう。心配は風見鳥的に視聴者のことばかり気にするTV局がまともな作品を作り続けられるかだ。
「カンパイ!世界が恋する日本酒」はコンセプトがはっきりしている。
しかも見ている我々を飽きさせないテンポ良い作りで、伝えたいことを分からせてくれる。
本来のドキュメンタリの一つの在り方だ。
「シリア・モナムール」はシリア難民が数多く海を越えてヨーロッパに渡り、その時亡くなる人も多いと報道され、更に難民数が400万を超えて、難民自体が大きな問題になりましたが、その原因たるシリア内紛自体に注目が集まることが少なくなってしまった最近ですが、根本はここにある。政府軍と反体制派の武力衝突がが始まって既に5年以上が経ちました。殆ど戦争と言っていい状態が始まったころ、多くの人がネットに動画をアップしました。その多くの動画を組み合わせて1本のドキュメンタリーにしたのは、亡命先のフランスでこうした動画を見て苦しんでいた映画監督のオサーマ・モハンマド。
生々しい動画が正にあふれている。こんなにひどい状態が続いているのかと改めて気づかせてくれるドキュメンタリーだ。
「ラスト・タンゴ」はアルゼンチンの伝説的なタンゴダンサーのコンビ、マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスを映すドキュメンタリー。80才と83才ののふたりは66年前に出会いコンビを組む。踊りの相手としては最高だったふたりは、私生活では合わず…。コンビは40年で解消。感情をあらわにあんなに繊細に踊るのが完璧であっても、必ずしも感情的に合ってはいないというプロの技もすごい。
先月紹介した「FAKE」もそうだが、現代の情報にあふれた環境の中で、作者が送ってくれるドキュメンタリーには、我々を目覚めさせてくれる力がある。
カリコレという略語をご存じだろうか?よほどの映画ファン、しかも東京近辺在住の人でないとご存知ないだろう。新宿にシネマカリテという映画館がある。新宿駅東南口から2分にありNOWAビルの地下に2スクリーンで営業している。この映画館で年1回、「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション」という上映会が行われる。略して「カリコレ」。
今年で3回目、7/16~8/19の5週間に60本の映画が上映される。新作も含む日本未公開作品ばかりだ。新作としたのは、カリコレで先行上映、その後ロードショーされる作品。しかし、多くの作品はカリコレだけの数回の上映で終わりとなる。
日本は多くの映画が封切りされている。1000本以上の作品の半分以上は外国映画のはず。それでも世界には日本で公開されない作品がごまんとある。そんな中から、日本でも見たい人が多いと思われる作品を公開している。
今年の作品の中に「マンアップ!60億分の1のサイテーな恋のはじまり」という作品がある。
7/16~28の間に確か7回上映される(た)作品だ。上映される時間は日にちでまちまちだ。平日は勤務がありほぼ無理なので、土日祝の7/16,18をトライしたが満席、7/24の16:00も満席で無理と分かり見られないことが確実になった。
監督:ベン・パーマー
出演:サイモン・ペッグ、レイク・ベル、ロリー・キニア、ケン・ストット
少し有名なのはサイモン・ペッグだけ。イギリスのコメディアン、俳優、脚本家で「ミッション・インポッシブル」シリーズにレギュラー出演している。
この作品の何がこれほどの人気となったかは今も不明だ。最近、一部のお客さんはきわものを求めている。「男装」でも書いたが“カルト的人気”になるというと集まってくる傾向がある。作品を見ていないので何とも言えないが、こういう可能性もある。
今月はここまでです。
学校は夏休み、働く人も夏休み、働いていない人も夏は夏休み(秋は秋休みですが)。
次回はその終わりころ、8/25にお送りします。