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               レインツリー
「雨の木」を聴く女たち
新潮社文庫  
解説:津島佑子
定価:476円(税別)
頁数:47頁(文庫版)
ISBN4-10-112615-1
   カバーデザイン:司修 初出:1981年11月号 雑誌「文学界」
     連作2作品目 
 前作『頭のいい「雨の木(レインツリー)」』で解説された”雨の木”が英語で再び説明される。

  It has been named the 'rain tree',for its abundant foliage continues to let fall rain drops collected from last night's shower until well after the following midday. Its hundreds of thousands of tiny leaves - finger-like - store up moisture while other trees dry up at once. What an ingenious tree, isn't it?

 <冒頭>

 一年ほど前、僕は十数年も書くことのなかった短篇を、ひとつ発表した。このように永くそのジャンルから遠ざかっていたことにも、そしていま自分があらためて当の分野で仕事をしようとしていることにも、つまり僕の作家としての生き方が、内部から新しく動きはじめているらしいのに、これから書く物語は関係があろう。


 <出版社のコピー>
 
 
 危機にある男たちを受け入れ、励ます女たち。若者を性の暴力にむけて挑発しながら、いったん犯罪がおこると、優しい受苦の死をとげて相手をかばう娘。かれらをおおう「雨の木」のイメージは、荒涼たる人間世界への再生の合図である・・・。宇宙の木でもあれば、現実の木でもある「雨の木」のイメージにかさねて、人の生き死にを描いた、著者会心の連作小説集。<読売文学賞受賞>
 
 <お勧め度>
 ☆☆☆☆☆ 自選短編作品 
 

    
    1982年7月 発刊時の表紙 新潮社 (装丁:司修)

   武満徹作曲「雨の樹」の楽譜が使われている

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