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■大江健三郎略年譜

                         
茱萸の木の教え・序
講談社文芸文庫  
解説:井口時男
定価:1200円(税別)
頁数:54頁(文庫版)
ISBN4-06-196382-1
  カバーデザイン:菊地信義 初出:1992年4月号 『群像』掲載
   
 

 <冒頭>
  昨年の暮、九十歳の伯父からワード・プロセッサーで印刷した挨拶状が届いた。孫ない
しひい孫が新しい機器を操作したはずだが、文案はもとより伯父のもので、この人の性格
がよくあらわれていた。単刀直入な用件のきりだし方で、気宇壮大な世界規模の展望を個
人的なレヴェルに結ぶユーモアもある手紙。しかしそこにはこれまでにない不思議なモチ
ィーフがこめられていた。



 <出版社のコピー>
 障害を持つわが子と妻との日常、そして夥しい量の読書。
 少年の日の記憶、生の途上における人との出会い。
 「文章を書き、書きなおしつつ、かつて見たものを
 なぞる過程でしだいに独特なものをつくってゆく」という
 方法意識の作家「僕」が綴る、表題作九篇の短篇小説。
 切迫した震える如き感動、時にユーモアと諧謔をたたえて
 還暦近づき深まる、大江健三郎の精神の多面的風景。
 <お勧め度>
☆☆☆  

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