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■大江健三郎略年譜

   
  
怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって
講談社文庫  
解説:鶴見俊輔
定価:533円(税別)
頁数:39頁(文庫)
ISBN4-06-183754-0
初出:1982年9月号 雑誌『新潮』
       
       
<冒頭>
    <無垢は、知恵とともに住んでいるが、無知とは決して共生することがない>とブレイクは書
いている。
この格言のような言葉は、僕にとって十分に意味が明確なのではない、しかも魅きつ
けられる次の言葉、<組織をそなえていない無垢、それは不可能なことだ>という一句と組み合わせ
て、ひとつの長詩に書きそえられている。
<出版社のコピー>
障害を持つ長男イーヨーとの「共生」を、イギリスの神秘主義詩人ブレイクの誌詩を媒介にして描いた連作短編集。作品の背後に死の定義を沈め、家族とのなにげない日常を瑞々しい筆致で表出しながら、過去と未来を展望して危機の時代の人間の<再生>を希求する、誠実で柔らかな魂の小説。
大佛次郎賞受賞作。
<おすすめ度>
  ☆☆☆☆
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