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若い読者のための大江健三郎ワールド 作品紹介 

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奇妙な仕事
新潮社文庫  
定価:552円(税別)
頁数:21頁(文庫版)
ISBN4-10-112608-9
  カバー画:山下菊二 初出:1957年5月22日号 東京大学新聞掲載
    大江健三郎ワールドはここから始まった!!
記念すべき作品
 東京大学でフランス文学を学んでいたときの作品。大江22歳。
昭和32年の5月に「東京大学新聞」に発表された。五月祭賞受賞作品。
この作品を読んだ平野謙が毎日新聞で好意的に取り上げたことにより、文芸雑誌からの執筆依頼があいつぐ。
ここから、いよいよ「死者の奢り」「他人の足」へと続く作家大江健三郎が始まることになる。
現在、新潮文庫 『見る前に跳べ』の冒頭に収録されている。

 作品題名の通り、奇妙なアルバイトをすることになった主人公である「僕」という大学生と女子学生の話である。

 <冒頭>
 付属病院の前の広い舗道を時計台へ向って歩いて行くと急に視界の展ける十字路で、若い
街路樹のしなやかな梢の連りの向こうに建築中の建物の鉄骨がぎしぎし空に突きたっているあ
たりから数知れない犬の吠え声が聞えて来た。


 <出版社のコピー>
  ”政治と性”の主題を初めて取り上げ、屈服感と自己欺瞞の意識にさいなまれた同時代の青年の内面を
  文学に定着させた。
 <お勧め度>
   ☆☆☆★

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