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■大江健三郎略年譜

  
無垢の歌、経験の歌
講談社文庫  
解説:鶴見俊輔
定価:533円(税別)
頁数:32頁(文庫)
ISBN4-06-183754-0
初出:1982年7月号 雑誌『群像』
       
       
<冒頭>
    外国へ向けて、職を得た滞在をふくむ、ある長さの旅に出るたび、見知らぬ風土で根無し草となる自分が、ありうべき危機になんとか対処をしうるように − すくなくとも心の平衡をたもちうるようにと、ひとつの準備をすることにしている。それはただ、出発までの時期読みつづけた一連の書物を、旅に携行することにすぎぬが。
<出版社のコピー>
障害を持つ長男イーヨーとの「共生」を、イギリスの神秘主義詩人ブレイクの誌詩を媒介にして描いた連作短編集。作品の背後に死の定義を沈め、家族とのなにげない日常を瑞々しい筆致で表出しながら、過去と未来を展望して危機の時代の人間の<再生>を希求する、誠実で柔らかな魂の小説。
大佛次郎賞受賞作。
<おすすめ度>
  ☆☆☆☆
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