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                                        レインツリー
泳ぐ男ー水のなかの、「雨の木」
新潮社文庫  
解説:津島佑子
定価:476円(税別)
頁数:88頁(文庫版)
ISBN4-10-112615-1
  カバー画:司修 初出:1982年5月号 雑誌「新潮」
      
  

 <冒頭>
 これから編集者のSさんに渡す小説は、比較的長いものだ。しかし文芸誌の小説欄に一度
で発表できる長さではあるのだから、ことさらに序のたぶいの文章を加えるのは奇妙にうつ
るかもしれない。それを思いながら、やはりこの小説のなりたちを説明しておきたいのであ
る。すでに二年前になるが、僕は『頭のいい、「雨の木」』という短篇を書いた。


 <出版社のコピー>
  危機にある男たちを受け入れ、励ます女たち。若者を性の暴力にむけて挑発しながら、いったん犯罪がおこると、優しい受苦の死をとげて相手をかばう娘。かれらをおおう「雨の木」のイメージは、荒涼たる人間世界への再生の合図である・・・。宇宙の木でもあれば、現実の木でもある「雨の木」のイメージにかさねて、人の生き死にを描いた、著者会心の連作小説集。<読売文学賞受賞>
 <お勧め度>
 ☆☆☆☆    

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