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■大江健三郎略年譜

    
セヴンティーン
新潮社文庫  
解説:渡辺広士
定価:400円(税別)
頁数:62頁(文庫版)
ISBN4-10-112604-6
カバー画:ウイリアム・ブレイク 初出:1961年 雑誌「文学界」1月号掲載
初期の中篇傑作
 
 ぐいぐい引き込まれる作品です。展開が激しく、物語性に面白みがあります。読み終わってせつなくなりました。


<冒頭>
 今日はおれの誕生日だった。おれは17歳になった、セヴンティーンだ。家族のものは父
も母も兄も皆な、おれの誕生日に気がつかないか、気がつかないふりをしていた。それで、
おれも黙っていた。夕暮れに、自衛隊の病院で看護婦をしている姉が帰ってきて、風呂場で石
鹸を体じゅうにぬりたくっているおれに<17歳ね、自分の肉をつかんでみたくない?>
といいにきた。

<出版社のコピー>
性に耽溺し、政治に陶酔する右翼少年の肖像。
<おすすめ度>
 ☆☆☆☆

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