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■大江健三郎略年譜

                          
夢の師匠
講談社文芸文庫  
解説:井口時男
定価:1200円(税別)
頁数:41頁(文庫版)
ISBN4-06-196382-1
  初出:1988年10月号 『群像』掲載
   
 

 <冒頭>
 森の子供がした不思議な経験を、自分のこととして僕はしばしば書いてきた。むしろそ
れに擁護されて小説家たりつづけることができているのだと、そういわれても異存はな
い。しかし少年時に出会ったされに不思議なことを、あれもこれも、まだ書かないでい
る、とも感じている。なぜ書かないできたか?それは自分でなおよく当の経験を理解し
えていないからだ。



 <出版社のコピー>
 障害を持つわが子と妻との日常、そして夥しい量の読書。
 少年の日の記憶、生の途上における人との出会い。
 「文章を書き、書きなおしつつ、かつて見たものを
 なぞる過程でしだいに独特なものをつくってゆく」という
 方法意識の作家「僕」が綴る、表題作九篇の短篇小説。
 切迫した震える如き感動、時にユーモアと諧謔をたたえて
 還暦近づき深まる、大江健三郎の精神の多面的風景。
 <お勧め度>
☆☆☆★   

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