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若い読者のための大江健三郎ワールド 作品紹介 |
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シンク・トーク シンク・ライト 「話して考える」と「書いて考える」 |
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集英社 | ||||
定価:1400円(税別) | ||||
頁数:269頁 | ||||
ISBN4-08-774727-1 | ||||
装丁:岡 邦彦 | 発刊:2004年10月10日 | |||
「言葉のエラボレーション」 最新講演集 |
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2002年から2004年にかけての講演習。4つのテーマで語られている。 T ・中野重治の美しさ ・佐多さんが「おもい」と書く時 U ・子供の本を大人が読む、大人の本を子供と一緒に読む ・子供らに話したことを、もう一度 −エドワード・W・サイードの死の後で ・「夢を見る人」のタイムマシン V ・語る人、看護する人 ・病気と死についての深い知識の向うにあるもの ・暗闇を見えるものとする −精神医学の表現者の思い W ・タスマニア・ウルフは恐くない? ・あらためての「窮境」より −教育基本法、憲法のこと ・教育基本法、憲法の「文体」 −さきの講演の補注として 大江さんのユーモアあふれる語り口に耳を傾けながら、静かに言葉の隅々をじっくりと味わいたいものです。 「売れ行きの疑わしい純文学者の講演を集めた本」と書かれていますが、本当にこういった本が大勢の人に読まれることを願います。 シンク・トークとシンク・ライト。まさに考えて話し、話して書く。そのとおりですね。 |
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<冒頭> | ||||
●講演をまとめるに当たっての、前口上 言葉のエラボレーション 1 私がエラボレーションと表記するのは、英語のelaborationです。発音に敏感な若い人は、イ ラボレーションの方をとられるかも知れません。語源の説明を見ると、外に向けて、という意味 でのe-と、働く、作り出すのlaborが示されています。入念に作る(仕上げる)こと、労作とい った訳語が、私にはなじみがあります。 |
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<出版社のコピー> | ||||
敬愛する作家たちのこと、 子供とほんを読む、 病気と死について、 メランコリーの乗り越え、 そして征爾と教育の情況について。 |
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<お勧め度> | ||||
☆☆☆☆ | ||||
表紙カバーをはがして見れば、やはり Think / Talk 。おしゃれなデザインです。 | ||||
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