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■大江健三郎略年譜

  
    
生き方の定義 再び状況へ
岩波書店  
解説:なし
定価:1400円(税別)
頁数:237頁
ISBN4-00-000113-2
装幀:万膳 寛 雑誌『世界』1984年3月号〜85年2月号に連載
   
 <収録作品>
 1 「優しさ」の定義
 2 「考えられないこと」を下準備する
 3 乱世の菫、カキツバタ
 4 百年の、「迷路」と「新時代」
 5 資産としての悲しみ
 6 破壊していい最後のもの
 7 教育される能力
 8 「ある楽しさ」とその反対
 9 恐怖と希望
10 多面的に読む
11 戦闘的なユマニスム
12 「この項つづく」

<冒頭>
  1 「優しさ」の定義

 僕はいま世田谷区の市民大学で話す準備をしています。主催者側からもとめられた主題は、三
年前、小樽で開かれた全道肢体不自由児者福祉大会で話した続きのつもりで話してもらいたい、
ということでした。さきの講演の記録は、「『優しさ』を不可能にするものと闘うために」として
観光してもいます。そこで当の文章を読みかえし、その展開として考えをすすめることにしました。


<出版社のコピー>
 
<おすすめ度>
☆☆☆     

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