2018年10月1日
香港駐在事情 3
香港は雑多な貧困格差のあるエキゾチックな都市ですが魅力があります。空港から市街に向かう途中、今にでも壊れそうなガラクタジャンク船で生活する風景や一歩ダウンタウンに入ると近代的な摩天楼が目に入ります。
香港は地震がない都市で土地が狭く耐震補強の心配もないこともあり高いビルを簡単な竹組みの足場で建てます。しかし、台風が到来すると摩天楼は地震に襲われたかのように大きく揺れ、竹組みの足場で建築した高層ビルの揺れを見るたびに恐怖を感じていました。
日常の買い物はフラット（住居）近くの「デイリーレインスーパーマーケット（香港のローカルスーパー）」が便利でした。東急ストア、京成ストア的な存在です。休日は大丸、三越地下デパに行きます。三越内の山崎パンは美味しかった〜（笑）。
買い物移動するときはタクシーを使いました。日本に比べると格段に安いのです。また、タクシー以外にミニバス（手を上げるとどこでも止まってくれ、行き先を告げるか、広東語でニド・・・と云うと止まってくれます）が便利だったので良く乗りました。但し、手を上げて乗ろうとすると横からスーとローカルの人が割り込んできて先に乗られてしまいます。節操のない人が多いのには驚かされました。時折、香港慣れした日本人に割り込まれることもしかりです（笑）。
街全体は活気があり、子豚の頭や胴体をつるしたり店、生きたニワトリをその場で首を切って売ったり、蛇をビニール袋に入れて歩いていたりで喧騒としていて、いろんな匂いの混じった街です。
香港自慢は世界一美味しい中華料理が楽しめること。鉄人コックが集結しているのかどのレストランで食べても失敗がないのです。秋は上海ガニが絶品です。
「食は広州に在り」「味は四川に在り」と言われていますが私は「食も味も香港に在り」・・・だと思っています。
次回に続く。