2019年(令和元年)9月2日
英語の力
英語は地球上で話されている唯一の共通語(Lingua franca)です。英語はいろいろな場面で役に立つ力があるのです。
戦後、日本は欧米文化に追いつき追い越せを目標に先進国の仲間入りをするため文献を読み、理解することを重視する英語教育でした。近年では国際競争に打ち勝つためには会話力も必要と小学5年生から英語教育が2020年度から始まります。
旅行業界においては海外駐在員や海外旅行でお客様を引率する時は英会話が要求されます。私が入社した当時の日本交通公社(現JTB)は社内語学検定試験(英語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語等)が定期的に実施され合格した4級〜特級に応じて奨学金が出ました。当時は奨学金欲しさや海外駐在員を目指して多くの社員が語学の勉強を熱心にしたものです。ちなみにJTBでは社内検定英語2級(一次が筆記試験+ヒアリングと二次が会話)が海外駐在員には最低求められていました。現在の英検準一級相当になると思います。
スポーツ界ではスポーツ能力だけではなく語学力(英会話力)のあるスポーツ選手が活躍しています。たとえば、ゴルフ界では松山英樹、テニスの錦織圭、大坂なおみ、バスケットでは八村塁、サッカー業界では本田圭祐、香川真司は英語?スペイン語? 最近のスポーツ選手は英語又は現地の言葉を話すことで仲間に早く溶け込み必要な技術も早いスピードで取得し環境に適応して活躍しているわけです。社会人にも云えることですね。
最近、2008年中国オリンピックフェイシング元銀メダリスト太田雄貴氏(現日本フェイシング協会会長)は今回の東京オリンピック・パラリンピックを目前にオリンピックで活躍するためには英語力を身に着けている必要があると提唱しています。直近の全英女子オープンで初優勝した渋野日向子氏は用意した英語メモでスピーチをして現地メディアから好感をもって報道されました。決して上手ではなかったけれど・・・。
私は退職後、英語サークルに入会して良き仲間ができました。また、語学はボケ防止にもなります。英語は各分野のいろいろな場面で役立ちます。
英語はまさに人生のスパイスなのです。皆さんも英語の見直しチャレンジしてみませんか。A little word goes a long way!