2019年(令和元年)10月7日
私のアルバイト経験(東京入国管理局) (1)
東京入国管理局外国人在留総合インフォメーションセンター(現東京出入国在留管理庁))に2011年9月〜2013年6月まで契約社員として勤務しました。
時給は信じられないほど低かったのですがJTB時代にビザ情報管理や大使館領事部への査証申請・受領及びトラブル交渉等の業務を約7年間担務したこともあり興味があり応募しました。時給が低い要因は小泉政権の時に一部業務のアウトソーシングが推進されインフォーメーション業務を入札し額が低い会社に落札したことです。それまでは、入管OB会社の入管協会が一手に引き受けていました(3年後に入管協会に復帰します)。
2011年4月からの新組織では時給が低いので従来の多くのスタッフが辞め新スタッフでのスタートでしたので安定した案内や組織的な運営は出来ていませんでした。時給が安くなったことで語学ができて入管法を知っているスタッフも辞めたため数か月はヒア汗をかきながらのアルバイトでした。入管は直接、外国籍採用は禁止ですが業務委託したことで低額で在日外国人の採用が可能となりました。
ちなみに問い合わせの多い言語は日本語、中国語、スペイン語、英語、タガログ語の順。入管業務は日本に在留している外国人は当然、日本語が話せることを前提にしていますので入管審査官は日本語対応です。なお、東京入管インフォーメーションセンター業務は横浜入管、名古屋入管も管轄しています。
受託業務内容は主に@日本語及び各外国語での電話対応 Aカウンターでの接客 B必要書類の説明、記入方及び書類渡しです。判断が必要な問合せの案内は出来ません。
電話応対業務は事前に「基本的な入管法」と「Q&A集」で研修を受けるので簡単な気持ちでいましたが答えられない質問が意外とありました。3か月は慣れるまで必死でした。
入国管理局へ掛けてくる外国籍の方は当然、我々を入国管理局審査官として見ているわけなので即判断できない質問に出くわすと双方ストレスアップになります。間違った案内は出来ません。時給とのアンバランスな業務だと感じました。
・・・が、東京入管で知り合ったアルバイト仲間とは今でも行き来しています。これは財産かもしれませんね。