2021年(令和3年)7月1日
食道がん(その-1)
暫くチャットはお休みしていました。
実は私は昨年(2020年8月下旬)小細胞食道がんに罹患していることがわかり9月14日から抗がん剤治療で船橋市市立医療センターに2週間入院、退院後は通院で2021年1月25日まで抗がん剤治療を受けていました。治療終了後の検査で更に別の食道癌(扁平上皮食道がん)が発見されリニアック放射線治療(33回)も受けました。新型コロナウイルス禍の中、どうなるのか心配の日々でしたが何とか治療が終わりました。
まさか自分ががんで悩ま されるとは思ってはいませんでした。がんは50歳台から始まり70歳台に多く発生しています。人生100年時代と云われ2人に1人が癌にかかる計算です。現役時代ならば会社の定期健康診断があります。退職をした方は年に1回は人間ドックを受けて自分の健康状態を把握してください。健康は老後の人生を有意義なものにするパスポートなのです。がん治療は医療費が結構かかります。旅行どころではありません。
自戒を込めて再開チャットはショックを受けたがん治療の体験を書きたいと思います。
検査の始まりは6月頃から体重の減少が気になり又、胸になんとなく違和感を感じたので消化器内視鏡検査を受けました。25年ぶりの内視鏡検査です。結果は小細胞食道がん。稀な食道がんで症例が少ないと担当医から告げられ、その上、転移・再発の可能性が高い癌との説明で頭が真っ白になりました。食道がんは初期の段階では見過ごされることがあるとのことなので内視鏡検査を受けるときは胃の検査に加えて食道もよく検査してくださいとお願いしておくと良いと思います。がんは症状が現れた時はステージが進んでいて治療が難しくなります。今回、私はステージ1期で発見されました。なお、参考ですが希望すれば鎮静剤点滴で麻酔がかかった状態で検査ができます。楽でした。
食道がんの原因は喫煙と飲酒(特に強いお酒を飲む人)です。喫煙はすべての病気に有害です。私はビールかワインを毎日飲んでいましたが量は適量を保っていたので肝臓がんや食道がんは考えたこともありませんでした。でも、私はすぐ顔が赤くなる人です。すぐ顔が赤くなる人は発がん性物質(アセトアルデヒド)を分解する酵素が弱いので発がん性物質の毒素が分解されず、少しずつ体内に蓄積された結果数年後にあるきっかけで発症するのです。私の発症の誘因は激辛ラーメンが好きでよく食べていたこととがんが発症する数か月前にワインから強いお酒(ウィスキー)に変えたことではないかと反省しています。
次回は治療体験です。