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2021年(令和3年)9月1日

 

 食道がん(その-4)

 

 1月25日に最終クールが終わりいよいよ治療効果のチェックです。幸いにも副作用に悩まされずに点滴後は少しのふらつきと顔のほてりはありましたが抗がん剤治療は順調に進みました。副作用抑制の点滴のお陰です。

 検査は消化管内視鏡(がん細胞の逡巡度と生検検査)、造影剤CT検査(病変の発見、腫瘍の良悪性度や進行度の測定)での判定です。結果は2週間後に担当医から腫瘍の影が薄くなりイリノテカン剤とシスプラチン剤の組み合わせで効果があったとの判定でした。寛解です。万歳!\(^o^)/。今回のがんはどんな抗がん剤が効くのか確立されていないがんと医師から当初告げられていたので信じられませんでした。しかし、早期発見だったので抗がん剤が効いたのです。早期発見の大切さと病気でも効果には個人差があるのです。

 しかし、喜んだのも、つかの間でした。医師から別の食道がん(扁平上皮癌)が見つかったと告げられました。今度の食道がんは日本人に多い扁平上皮癌(治療法は確立している)とのことでしたが大ショックでした。

 今度の治療は放射線治療です。放射線治療はリニアック放射線療法と云って多方向からピンポイントで放射線を当て正常組織への放射線の照射量を低減し、腫瘍部分の放射線量を高くする治療方法です。

 事前準備があり、内視鏡で食道の腫瘍のある部位をクリッピング(クリップで止める)で放射範囲を決め、その放射範囲をMRIで透過してマジックペンで体にしるしを付けることでした。その後、身体を動かさないようにしてマジックのしるしに沿ってコンピュータに記憶させます。体に付けたしるしは7か所あり映画「ロボコップ」を彷彿させられました(苦笑)。大切なしるしなので消えないようにお風呂では優しく洗いました。

 まず、治療予定表(46日間、33回、毎(木)は診断)を渡され医師からクリッピングした画像を見ながら治療内容と副作用の説明がありました。しるししたがん腫瘍範囲全体に放射線の強弱を付けて照射するので正常な細胞にも放射されるので「食道の炎症と皮膚の乾燥肌」の副作用は発出しますとのことでした。また、放射線治療は土日祝を除き毎日の通院なので通院ストレスにならないように頑張ってくださいと云われたのでした。

 

 次回は最終回です。