2023年(令和5年)8月1日
世界遺産の破壊で考えさせられた
今年7月23日未明ロシア軍がミサイル攻撃で世界遺産(国際連合の関連機関ユネスコ:教育科学文化機関)に登録されているウクライナ南部・オデ-サ州中心部の歴史的建造物44棟の内25棟を破壊した。
世界遺産は文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界の遺産として損傷,破壊等の脅威から保護し,保存することが重要であると考え,国際的な協力・援助体制の構築に貢献してきました。ロシア(旧ソ連)も賛成して採択されたはずです。しかし、ロシア軍は国際連合憲章の国際的な約束事を守らず世界遺産をミサイル攻撃をしたのです。
社会主義国は軍や独裁者により支配されているので国際的(国連機関)に決まられた約束事を守らない異質な存在になっているように感じます。それにしても、国連は平和や世界遺産が破壊されてもなぜロシアに対して何もできないのか。
そのわけは・・・当時旧ソ連(現ロシア)は国連常任理事国5か国(アメリカ、イギリス、フランス、旧ソ連、旧台湾)に属していて拒否権を持っているからです。この拒否権がある限り国連は手が出せません。拒否権は当時の旧ソ連(中国は台湾で民主主義国だった。)だけが社会主義国だったので何かことを決めるときに社会主義国だけ孤立するのではと恐怖にかられ強く要求して作られたのです。
拒否権は常任理事国の1か国が反対すると何にもできない決まり事です。平和のために構築されたはずの国連はこの拒否権があるために無能な組織になっています。平和を構築できる強い国連になるためにはこの決まり事の改定が必須なのです。
民主主義国であろうが社会主義であろうが約束は守り多様性を大切にしてもっと平和で豊かな未来を考える必要があります。
最後に世界遺産は観光資源としても各国の経済を支えていている重要な観光地にもなっています。京都は歴史的建造物が多いことで太平洋戦争で敵国であった米国(民主主義国)は攻撃をしなかったのです。そして今京都は外国人に人気の日本を代表する国際観光都市になっています。
以上