2024年(令和6年)2月1日
京都刀剣神社御朱印巡り(その-3)
1)建勲神社(たけいさおじんじゃ。通称:けんくんじんじゃ)
京都市北区にある標高112mの船岡山という小山の上に建てられた神社です。 天下を統一した織田信長の偉業を称え明治天皇が創建。神社ゆかりの刀は桶狭間の戦いの戦利品である 「*宗三左文字(そうざさもんじ)」 と、本能寺の変で消息不明となった 「*薬研藤四郎(やげんとうしろう)」 で、どちらも織田信長の愛刀です。大願成就・開運・難局突破などのご利益があり、産業指導の神・災難除けの神として祀られています。
*宗三左文字・・・『幾度も主人を変え、その運命を甘受してきた打刀』
*薬研藤四郎・・・ 鎌倉中期〜末期ごろに山城(現在の京都府)で活躍した名工・粟田口藤四郎吉光(あわたぐちとうしろうよしみつ)によって作られた短刀です。本能寺の変で焼けた後、江戸時代に行方不明になってしまい、現在は残っていないとされます。
京都の東の玄関口にあたる粟田口にある神社。スサノオノミコト・オオナムチノミコトを主祭神として祀り、厄除け・病除けの神と崇敬される。今や”とうらぶ”ユーザーの聖地の一つと化し、女性の参拝が急増している神社。社会現象になっている大人気ブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」で登場する刀、天下五剣に数えられる 「*三日月宗近(みかづきむねちか)」、豊臣秀吉の愛刀だった 「一期一振(いちごひとふり)のゆかりの地。
*三日月宗近・・・平安時代の山城国(現在の京都府)三条の刀工・宗近作の太刀。 天下五剣の中で”最も美しい”と評される優美な刀で、「名物中の名物」といわれ続ける名刀です。
*「天下五剣」(てんがごけん)とは、数ある日本刀の中でも最高傑作と呼ぶのにふさわしい5振のことです。 その5振とは、「童子切安綱」(どうじぎりやすつな)、「三日月宗近」(みかづきむねちか)、「鬼丸国綱」(おにまるくにつな)、「大典太光世」(おおでんたみつよ)、「数珠丸恒次」(じゅずまるつねつぐ)。
次回は豊国神社、藤森神社です。