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2024年(令和6年)10月1日

 

 

 御朱印ブーム(その3)

 

 今回は御朱印をいただくときのマナーと寺社参拝の流れやルールを書きたいと思います。なお、神社とお寺の参拝の流れはほぼ同一です。理由は奈良時代に仏教が日本に伝来した時、国を統一するため仏教を積極的に受け入れて神仏習合政策がとられた結果、神社内(その逆もあり)にお寺を建立し神仏を信仰しましたので参拝の流れやルールもほぼほぼ同一になりました。しかし、明治初期に神仏分離「廃仏毀釈」が発令され日本の神様を敬う政策が行われ分割されました。神社に到着したところからスタートです・・・

1. 鳥居(神社)や山門(お寺)は、くぐる前に一礼をする。
 一礼するときは鳥居(又は山門)の中央は避けて左端又は右端で一礼してから
 境内に入る。



2. 手水舎(てみずや)で手を清める(所作は省きます)



3. 参道(拝殿や本堂までの道)の中央は正中と云って
 神様・仏さまの通る道なので我々は左端か右端を歩く

 ◎拝殿で参拝する(通例は2礼→2拍手(かしわで)→1礼)

 *この作法は神社により違いがあり、お賽銭箱の横に作法手順が
  書かれていることがある。 

 一般にはまず初めに、

 @ いつもありがとうございます・・と、日常のお礼の言葉を云う。

 A お願い事がある時は自分の名前、住所を告げる。

  (ただしお願いことは1つだけにする)

 B そして、離れる時に軽くもう一度会釈する。

 *神社の2拍手は1回目のパンパンと手を打つ時、右手を少しずらして叩き
  2回目にポンと両指を合わせる。
  これで神様と一体になれたということになる。

 *お寺は手を合わせるのみで手は叩かない。
  手を合わせたとき仏さまと一体になる。

 ◎お賽銭は気持ちなのでいくらでもよい。私は二重にご縁がある様に25円。
  お賽銭箱の前に鈴があるときはお賽銭をあげてから軽く鳴らす。

 

4. 御朱印は参拝してからいただきに行く(社務所)
 (社寺により事前に預ける場合もある)

 *御朱印帳は神社とお寺を分けず1冊でも問題はない。
  御朱印帳は両面使用となっています。
  稀ですがお寺により写経しないといただけない寺もある。

 @御朱印を書いていただくページを開いてからお願いする。
  この際、はさんである紙類は外す

 *御朱印代は初穂料と云う。300円、500円が中心。
  なるべくお釣りがないように小銭を用意したい。

 また、多種類の御朱印がある場合はその神社仏閣の主祭神で
 お願いするか全部頂くもよし。社寺により季節限定御朱印もある。

 A御朱印はありがたく受け取ること。
  そして、保管は神棚又は自分よりも高い位置で保管する。

   

 次回は御朱印の記載事項の見方です。