面接にあたって 役立つ業界トピックス
 面接で役に立つ最近の旅行業界トピックス |
１.国際線航空券コミッション ５％へ
旅行業を支えてきた航空券のコミッションが９％が７％、そしてついに
５％という時代に突入。数年しないうちに０％ということを予測する人も
でています。旅行会社にとっては航空券の代理販売をするだけでは
もう食べてゆけない時代が目の前に来ています。
２．ダイナミックパッケージ
ダイナミックパッケージという言葉を覚えておきましょう。
ダイナミックパッケージとは、航空会社、ホテル、それに現地での観光
そういった旅行素材を自由に選択をできるようにし、かつオンラインで
予約ができるようにし、パッケージツアー（募集型企画旅行）化するもの。
従来は手配旅行の範囲になっていたものが、旅行会社が主体的に企画
運営するパッケージツアーとなるもの。
インターネットを介して瞬時に予約が行なわれてゆく為、今後の主流に
なってゆくと予想されている。
しかしながら、コンピュータへの投資も大きなものが必要となり、この機能を
導入できるのはある程度限定された会社になる可能性もある。
３．行政での観光への支援強化
国土交通省の観光部門が強化をされている。観光は国をあげての重点
課題となってきた。
４．世の流れはすべて中国へ
いまやマーケットはすべて中国に向いてます。インバウンド（海外からの旅行者）も
アウトバウンド（海外への旅行者）もすべては中国に向いています。
中国に対する興味は強調しておきましょう。
５．業界再編成が活発に続く
阪急・阪神が経営統合。
ＪＴＢがパシフィックツアーシステムズ（ＰＴＳ）を買収。ＰＴＳが丸井系ゼロファーストを吸収。
日本旅行はダイエー系ＯＭＣカードと合併会社を設立。
近畿日本ツーリストが神奈川県の相鉄観光を吸収。さらに読売旅行、南海国際旅行
と提携。
エヌ・オー・イーもトーメンのインハウスエージェントを統合。
この動きはまだまだ続きます。
６．団塊の世代へ注目
みなさんのお父さんお母さんの世代である団塊の世代への注目度が上がっています。
旅行会社でも50代以上をターゲットにした動きが目立っています。
この世代にどうやってアプローチをしてゆくのか、どうやってわが社の顧客に取り組む
のか、そんな質問が出る可能性が大です。日頃からそんな世代に注目をしておきま
しょう。
覚えておくと役に立つ知識としては、専門的な会社としてはクラブツーリズムがあるとい
うこと、ＪＴＢでは銀座に”ロイヤルロード銀座店”を設けていること、ＪＲ東海の「５０＋
（フィフティープラス）」このほかにもいろいろと出ています。
お父さんとかお母さんの興味、関心といったことを話題にすると面接でも親しみが持っ
てもらえるでしょう。
７．旅行市場は個人化へますます、急激に傾斜
かつて旅行の大衆化は団体旅行からスタートしましたが、いまでは旅行会社に自分流の
アレンジをどんどん付加してゆく個人旅行へマーケットは傾斜しています。
このときにキーワードとなる言葉がＦＩＴ。
エフ・アイ・ティーと呼びましょう。フィットではありません。
Forign
Indipendent Tourがもともとの語源でしたが、今ではFree Indipendent
Tourとも
説明されています。
旅行会社の課題は手間のかかる個人個人の旅行をいかに効率的に、かつスピーディに
実現して、お客様の満足度を高めることができるか、ということです。
これは収益性の低いツアーでいかに高利益を挙げるか、という課題への挑戦でもあり
ます。
ＦＩＴという言葉は必須です。
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